ホワイトニングって?

歯が白くてきれいだと、自分の笑顔に自信がもてるようになって、口元を手で隠して笑う必要もなく、人とのおしゃべりも弾み、楽しい時を過ごすことができますよね。
あなたも健康な白く美しい歯になりませんか?

ホワイトニングとは
茶渋やたばこのヤニなどの着色汚れ(ステイン)など、歯の表面に沈着した色素を除去したり、いろいろな原因で変色した歯を白くするのがホワイトニングです。
その方法は、家庭で歯を白くする効能がある市販の歯磨剤や洗口剤を用いるものから、歯科医院で歯を削って人工の歯にする治療まで、実に多くの選択肢があります。
ただ、歯は削れば削るほど寿命が短くなる確率が高くなるので、削るのを最小限にとどめる処置を選ぶのが良いでしょう。
歯科での一般的なホワイトニングとは、歯を削らずに漂白剤で科学的に白くする事です。
漂白すると歯がボロボロになるのでは?と心配になるかもしれませんが、歯肉炎の治療に使った薬から生まれた安全な薬剤なのでご安心を。
そして、この薬剤に120時間接触させた時に歯から溶け出すミネラルの量は、ソフトドリンクやジュースに約2分半接触させた時と同じ程度であると研究報告されています。

2つの方法
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの2種類があります。
どちらを選ぶかはご自分のライフスタイル等に合わせて歯科医にご相談ください。
また、ホワイトニングは健康保険の対象ではないので、自費診療となります。処置を受ける前に料金体系について納得がいくまで十分に説明を受けてくださいね。

①オフィスホワイトニング
 歯科で漂白剤を塗布して強い光やレーザーを照射し、有害物質を分解・脱色する方法で、1回の所要時間は1時間程度で通常3~6回の通院が必要です。

②ホームホワイトニング
 歯科医の指導を受けながら、患者さんが自宅で漂白剤を盛ったホワイトニング専用トレー(薄くて軟らかいマウスピース)を装着して行う方法です。
主に1日2回、1回20分使用します。
期間中は2週間に1回程度通院して歯科医がチェックします。

他にも良い効果が
ホワイトニングをすると、歯が白くなる他にも、う蝕の原因となる細菌数の減少・歯周ポケットの減少やプラークがつきにくくなったなどと報告されています。
また、自分の歯に対する関心が高まり、お口の管理や日常のセルフケアに対するモチベーションが高くなるようです。

| | コメント (0)

歯垢と歯石

歯科に行くと「歯垢(プラーク)が落ちていませんね。」「歯石がびっしりついていますよ。」「歯垢と歯石を落としてから治療しましょう。」などとよく言われませんか?おいしいものを食べる機会が増える年末年始、メタボ対策やダイエットだけでなく、歯の大掃除も忘れずに。

歯垢(プラーク)
歯の表面、歯と歯の間、歯と歯肉の境目などについている白いものが「歯垢(プラーク)」です。
これは食べかすではなく、細菌の固まりです。
口の中で繁殖した細菌が水に溶けにくいネバネバした物質と一緒に歯に付着した汚れなのです。
歯垢のうちはまだ歯磨きで落とすことができます。

歯石(タータ)
歯についた歯垢が落としきれずに残っていると、唾液中のカルシウムやリンと結びついて石灰化し「歯石(タータ)」になります。
歯垢は歯磨きで落とすことができますが、歯石になってしまうと、まさに歯にこびりついた石のようなものですから、歯磨きで取り除くことはできません。
歯科医・歯科衛生士が専門の道具と技術で取り除きます。

歯垢・歯石の影響は?
歯垢と歯石が直接影響するのは虫歯や歯周病です。
特に歯周病は細菌が出す毒素で歯ぐきの骨が溶けだす恐ろしい病気です。最終的には歯がグラグラになって抜けてしまいます。
歯垢や歯石の怖いところは、お口のなかだけではなく全身疾患にもつながることです。
歯垢の細菌は炎症を起こしているところから血管に入り込み、血液を通って全身に流れていき、動脈硬化や心疾患の引き金になるのです。
心筋梗塞で亡くなった方を解剖すると、心臓付近の血管に歯周菌がびっしり張り付いているケースもあるそうです。
また、お年寄りがむせたとき肺に入って誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)の原因になったり、流産の原因にもなったりしていると言われています。

口腔衛生指導
歯医者さんに通院していると「歯磨き指導」を受けることがあります。
「忙しい中、どうにか時間を作って通っているんだから、歯磨き指導なんかいいから早く治療して!」と思っていませんか?
しかし、歯磨きの仕方や生活習慣を専門家の指導で改善しなくては、短期間に何度も治療を繰り返す可能性があります。歯周病などになるリスクも低下しません。

歯磨き指導・生活指導・食事指導を受けたら、真摯な気持ちでご自分の習慣を見直すようにしましょう。そして、正しいセルフケアと専門家のケアでお口の健康を守るために力を合わせてがんばりましょう。

| | コメント (0)

PMTCって何?

「いい歯で、いい笑顔」のためには、美しく健康な歯が大切ですね。
私は丁寧に歯磨きをしているから大丈夫というあなた、歯ブラシでは落とせない汚れもあるんですよ。
そんな汚れには「PMTC」が効果的です。

PMTCって何?
rofessional echanical ooth leaning(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)の略で、歯科医師や歯科衛生士などの専門家が、様々な器具や機械を使い、歯と歯の間・歯と歯肉の境目などの汚れや歯垢(プラーク)を徹底的に除去する処置です。

目的は?
PMTCは、普段の歯磨きだけでは落としきれない虫歯や歯周病の原因となる歯垢や、磨きにくい場所に残って蓄積した汚れを落とし、歯ブラシでこすっても落ちない頑固なバイオフィルム(ばい菌の塊)をはがし取ります。
むし歯や歯周病を抑制・予防することができます。 

効果は?
徹底的な清掃で、歯の表面がツルツルして気持ちよく、着色汚れが落ちるので、歯の本来の白さを取り戻すことができます。
そして、きれいな歯を保つだけではなく、むし歯菌や歯周病菌を落とすことで、初期のう食を予防する効果があります。
また、歯肉の腫れや痛みを抑えることで、歯肉炎・歯周病を予防することができます。重い歯周病で歯を抜かなければならない状態だった患者さんが、定期的にPMTCを行ったことで歯肉の状態がよくなり、歯を抜かずに済んだ例もあります。
セルフケアが難しい歯列矯正中にも必要不可欠な予防処置です。

どんなことをするの?
①プラークの染め出し
 歯垢を染め出して、汚れ・磨き残しの部分を見えるようにします。

②TBI(歯磨き指導)
 歯垢が残っている場所の歯磨きの方法を指導してくれます。

③クリーニング(表面の清掃と研磨)
 軟らかいゴム製のカップ・チップ・ブラシなどの様々な器具を使い、研磨剤をつけて、
 丁寧かつ徹底的にクリーニングしていきます。

④フッ素塗布
 仕上げにフッ素を塗ってコートします。

注意点
PMTCは原則として虫歯や歯周病の治療後に行います。
また、歯の汚れは落ちますが、汚れがひどい場合はジェットポリッシャーなど専用の器具で除去する必要があります。
歯を白くするには別途ホワイトニングが必要です。

| | コメント (0)

歯に良い食べ物

最近「食育」という言葉をよく耳にしますね。食に対する知識の習得や、食を選択する判断力を身につけるための取り組みのことです。
「食欲の秋」の今、歯に良い食べ物について考えてみませんか?

歯に良いってどういうこと?
「歯に良い」ということを大まかに分類すると以下のようになります。
①歯を強くする。
 歯を強くする食品とは、歯を作る素になり、石灰化を助ける小魚・牛乳・チーズ・ひじき等のカルシウムが多い食品や、カルシウム代謝を助けるビタミンDが多い椎茸、エナメル質を強化するビタミンAが含まれる人参・卵・わかめ、象牙質に良いビタミンCが豊富なレモン・ホウレン草・キャベツなどがあげられます。
②あごの発達を助ける。
 あごの発達のためには、噛みごたえのあるゴボウ・するめ・かたまり肉等の食品をしっかり咀嚼(そしゃく=噛む)して食べると良いでしょう。噛むことは、あごの発達に有効なだけでなく、消化を助ける・唾液の分泌がよくなる・脳の働きを活発にする・食べ過ぎを防ぐ等の効能があります。
③歯の表面をきれいにしたり、唾液の分泌を促す効果がある。
 清掃性食品(せいそうせいしょくひん)と言われる食品のことです。食物繊維が多く、噛むことで歯の表面をきれいにするゴボウ・レタス・セロリ等や、唾液の分泌を促す酸味のある食品です。

歯に悪い?「おかあさんはやすめ
 現代の人気料理で、子供が大好きな食べ物であり、比較的簡単に作れるのでお母さんが休めると言われる料理の頭文字をとったものですが、ご存じですか?
ムレツ・レーライス・イスクリーム・サンドイッチ・ンバーグ・きソバ・パゲッティ・玉焼き。これらは歯や体に良くないと言われています。
軟らかいものが多く、あまり噛まずに食べられるので、あごが発達しない・歯並びや噛み合わせに影響する・噛まないから唾液の分泌も少ないので虫歯になりやすい等の理由からです。

歯に良いのは「まごわやさしい
 反対に歯や体に良いといわているのが、昔からある和食です。
め・ま・かめ(海藻類)・さい・かな・いたけ(きのこ類)・も。
どちらかといえばあまり子供が好まないものですが、是非今までの食習慣を見直して、あなたの家の食卓にも取り入れて、よく噛んで食べることをしてみてはいかがでしょうか。

歯に良いものだけを食べて暮らしていくことは不可能です。いろいろな食品をバランスよく摂り、しっかり咀嚼し、食後はきちんと歯磨きをすることで、健康な歯と体を守りましょう。

| | コメント (0)

歯磨き粉いろいろ

毎日の歯磨きに使う歯磨き粉。スーパーやドラッグストアに買いに行くと、その種類の多さにビックリしますね。その中から自分に合う歯磨き粉を選ぶのは至難の業。あなたは何を基準に歯磨き粉を選んでいますか?

歯磨き粉の歴史
日本では、大昔から指に塩をつけて歯を磨く習慣がありましたが、歯磨き粉が商品として販売されたのは江戸時代からだそうです。意外と歴史があるのですね。当時も「歯を白くする・口の中の悪臭を取る」と商品の効能を宣伝していた記録が残っています。その点は今と変わりませんね。

歯磨き粉の成分
歯磨き粉は以下のような成分でできています。
 薬効剤…虫歯予防などの薬用成分
 研磨剤…歯の表面の汚れを落とす
 湿潤剤…適度な湿り気を与える
 発泡剤…泡立つ成分で、口の中に歯磨き粉を拡散させる
 粘水剤…粉体と液体成分の分離を防ぐ
 香味料…いろいろな香りで爽快感を与え、口の中をさっぱりさせる
 着色料…歯磨き粉に色をつける

歯磨き粉の効能
歯磨き粉のラベルを見ると、カタカナの呪文のように、いろいろな成分の名前が並んでいて、理解するには化学の知識が必要なように思われます。
表示を見てもわからない場合は、何に効果がある歯磨き粉なのかをチェックするとよいでしょう。

 虫歯予防…フッ素を配合して歯質を強化するもの。
      キシリトールを配合して酸の生成を抑制するもの。
      ハイドロキシアパタイトを配合して初期虫歯による欠損を再石灰化するもの。
 歯周病予防…デキストラナーゼを配合して歯垢を分解するもの。
      殺菌・抗菌作用のある成分を配合したもの。
 その他…口臭予防・歯のホワイトニング作用・知覚過敏予防など

歯磨き粉の使い方
歯磨き粉をたくさんつけて磨くと、口の中が泡だらけになり長時間磨くことができなくて、磨き残しがでる恐れがあります。泡と爽快感のためにきれいに磨いた気持ちになっているだけかもしれませんよ。
隅々までしっかりと磨くためには、歯磨き粉なしでしっかりブラッシングした後、歯磨き粉をつけて軽く磨くとか、最初から使う時は少量にするなどの工夫が必要です。
茶渋やヤニなどの着色汚れが気になる方は、研磨剤の入っている歯磨き粉で仕上げるとよいでしょう。

あなたのお口の悩みにあった歯磨き粉については歯科医にご相談下さい。

| | コメント (0)

ホルモンバランスと歯周病

歯周病とは、文字通り、歯を支えるまわりの組織が炎症を起こす病気です。初期段階ではほとんど自覚症状がないものの、30才以上の成人の8割以上が何らかの歯周病の症状があると言われています。

どんな症状?
歯ぐきに化膿性の炎症が起きて腫れ、口臭がひどくなり、膿が出たり、歯を支えている骨がやせて歯がグラグラになり、最後には歯が抜けてしまうという、歯周組織を破壊する恐ろしい病気が歯周病です。
以前は歯槽膿漏といっていました。痛みもなく静かに進行するので自覚症状がなく、放置してしまうケースが多いため気がついた時にはかなり重症になっていることがあります。
中年以降の成人が歯をなくす一番の原因なのです。

主な原因は?
歯周病の直接の原因は歯の汚れ、歯垢(プラーク)です。
口の中で繁殖した細菌が、水に溶けにくいネバネバした物質と一緒に歯に付着した汚れが歯垢です。
放置した歯垢が石灰化したものが歯石(タータ)で、これらが感染を招き、次第に歯と歯肉の間に隙間(歯周ポケット)ができ、歯周組織を破壊していきます。

女性ホルモンと歯周病
最近の研究で、歯周病には女性ホルモンの影響が深く関係していることがわかってきました。
歯周病は必ずしも女性特有の病気というわけではありませんが、男性よりも女性に多く見られます。
女性ホルモンの分泌が増加すると、歯肉の血液量が増えて刺激に対して過敏になり、その結果、歯肉が赤く腫れたり痛みを伴って出血したりします。
歯肉炎を起こしている部分は、歯周病菌に感染しやすく、気づかないうちに歯周病へと進行してしまうことも少なくありません。

歯周病が悪化しやすい時期
女性が歯周病になりやすく悪化しやすい、注意が必要な時期は、ホルモンバランスが大きく変化する時です。
思春期の初潮を迎える時期や、月経のたびに、歯肉炎を起こしたり口臭が気になったりする場合があります。
また妊娠中は、妊娠性歯周病や虫歯などの口の中のトラブルが増えます。つわりでお口の中を衛生的に保つことができなかったり、口の中が酸性になりやすくなるので歯肉炎や歯周病が悪化しやすいのです。
そして更年期になると、体調の変化にストレスが重なる苦痛の多い時期にさしかかります。更年期障害や骨粗鬆症の治療に主に使われるエストロゲンは、女性ホルモンの一種なので歯周病に影響を与える可能性があります。
ただ、どの時期でも急に歯周病が発症するわけではありません。歯を守るためには、常日頃のケアの積み重ねと定期検診がとても大切なのです。定期的にご来院くださいね。

自分の歯を守るために、定期的に歯科検診を受けましょう。

| | コメント (0)

歯ブラシいろいろ

お口のお掃除の必需品といえば「歯ブラシ」。昔からいろいろな形のものが考案・開発されてきました。あなたはどんな歯ブラシを使っていますか?

歯ブラシの種類
現在販売されている歯ブラシを分類すると、4つに大別されます。
①手用歯ブラシ(手で磨くタイプ)
②電動歯ブラシ(ヘッドを電動で回転・振動させて歯垢をかきとる)
③音波歯ブラシ(電動歯ブラシに周波数20~2万ヘルツの音波をプラス)
④超音波歯ブラシ(160万ヘルツの超音波パワーで細菌を破壊)

手で磨くタイプの歯ブラシ
手用歯ブラシを選ぶなら、ブラシは歯肉を傷つけないために柔らかめ、ヘッド部分は口の中で動かしやすいように小さめ、ネックは奥に届きやすいように細めでやや長めがおススメです。グリップ部分は手の大きさに合わせて、お好みで握りやすいものを。

各種電動歯ブラシ
電動歯ブラシは1分間に約2500~7500回のブラッシングで歯垢を落とします。ブラシの動きは縦横振動・回転・反転など商品によって違います。音波歯ブラシは1分間に約3万回の音波振動で歯垢を除去します。超音波歯ブラシは人間の耳に聞こえない超音波を利用し、歯と歯垢のつながりを弱めて落とし、口の中の頑固な細菌の連鎖を破壊するといわれています。

電動歯ブラシの注意点
①電気製品なので、水回りでの使用は感電の危険性があります。入浴中の歯磨きには不向きです。
②長く磨きすぎたり、強く押しつけたりすると歯や歯肉を傷つける場合があります。
③ペースメーカーを使用している方は誤作動を起こすおそれがあります。
④歯磨き剤を使用すると研磨剤の粒子が本体内に入り故障を起こすこともあります。
⑤電動歯ブラシの効果を過信せず、歯と歯の間の歯垢除去には、デンタルフロスや歯間ブラシでの仕上げも必要です。
⑥歯ブラシの振動に負けてしまう腕力や握力の弱い乳幼児や高齢者には扱いが難しいようです。慣れること・練習することも必要です。

いくら最新鋭の高機能な道具に変えても、正しい磨き方を知り、正しく使わなければ効果はありません。歯科で指導を受けることも大切ですよ。

| | コメント (0)

大人の虫歯

「虫歯」は、甘いお菓子やジュースが好きな子供の病気というイメージがありますが、最近では予防歯科の考えの普及や親御さんの努力もあって、むしろ子供の虫歯は減少しています。
逆に「大人の虫歯」は増えているというデータがあるのです。なぜでしょう?あなたの歯は大丈夫ですか?

大人特有の虫歯とは?
子供の場合は、健康な歯の表面のエナメル質や、歯と歯の間に虫歯ができることが多いのですが、大人の場合は、治療済みの歯や、歯と歯ぐきの境目が特に虫歯になりやすい危険ゾーンです。

治療済みの歯
以前虫歯になって通院し、レジンの詰め物や金属の被せ物をして治療が済んだあなたの歯。治ったからもう安心…いいえ、そんなことはありません。
詰め物も被せ物も一生ものではありません。耐用年数はその人のお口の中の状態や毎日のお手入れの仕方によって違いますが、残念ながら寿命があります。一度削ればいつか再治療が必要になる時が来るのです。
そして、これらの詰め物・被せ物が年月とともに劣化してくると、歯との間に隙間ができ、そこから少しずつ虫歯が進行する場合と、劣化していなくても、詰め物と歯の境にある微妙な段差のせいで磨き残した汚れが、虫歯のもとになる場合とがあるのです。これが「二次う蝕」という大人の虫歯の特徴です。
この治療した歯が、もしも神経を抜いてしまった歯であれば、どんなに虫歯が進行しても痛みを感じないし、詰め物や被せ物の見た目に変化がないので、かなり奥まで進行してから初めて気づくということも少なくないのです。

年齢とともに下がる歯ぐき
大人の場合、歯と歯ぐきの境目も虫歯になりやすい場所です。
歯と歯ぐきの間には歯垢がたまりやすいということもありますが、歯周病や加齢によって歯を支える歯肉がやせて歯ぐきが後退することで、歯根が露出します。
歯の表面のエナメル質は歯肉に近づくにつれてだんだん薄くなり、歯根部分になると、酸に対する抵抗力の弱い、柔らかい象牙質になるので、よけい虫歯になりやすいのです。

歯と歯の間も
加齢とともに歯と歯の隣接面が少しずつ摩耗したり、歯周病によって歯と歯の間に隙間ができたりします。そうすると食べ物がつまりやすくなり、その状態が進行すると、爪楊枝や歯間ブラシを使っても食べかすを取り除きにくくなります。これを完全に取り除くことができないと虫歯になるのです。
永久歯は生えかわりません。いつまでも自分の歯とともに生きていくためには早期発見・早期治療が大切ですよ。

| | コメント (0)

歯の健康について

今の世の中、歯磨きをする習慣がない人はほとんどいないと思います。だからといって、代わりのない大切な自分の歯をどうやって守るか、自分の歯の健康についてものすごく関心が高いという人も、それほど多くないのではないでしょうか。歯を守るのはあくまでも自分自身です。あなたは自分の歯の状態をどれぐらい把握していますか?

予防について
虫歯や歯周病、お口の中の異常を感じて歯科に通院したあなたは、自分の歯の状態に関心を持ち、自分の健康を守る意識が高い感心な方です。
でも、大切なのは治療が終わった後のホームケアです。せっかく治療したのに通院が終わった途端にいい加減なお手入れしかしないようになれば、今までの治療も努力も水の泡です。この機会に自分のお手入れ方法の見直しをすることが自分の歯を守り、歯だけでなく全身の健康も守ることにつながります。

自分の歯の状態をチェック!
自分の歯の状態を知るために次の項目をチェックしてみましょう。
①歯が痛い
②冷たいものがしみる
③歯を磨くと歯ぐきから血が出る
④口臭を感じることがある
⑤歯の汚れが気になる
⑥歯ぐきがムズムズする
⑦歯が長くなったような気がする
⑧歯と歯の間に食べ物がよく詰まる
⑨朝起きた時、口の中がネバネバする
⑩歯並びが気になる
⑪うまく噛めない
⑫歯を磨く時間はいつも30秒ぐらいである
⑬1年以上歯科検診を受けていない

ホームケアとプロのサポート
あなたはいつくチェック項目がありましたか?
1つでも心当たりがあればあなたの歯のお手入れ方法を見直す必要があるでしょう。
どういう点をどのように見直せばよいかは是非プロの歯科医にご相談下さい。
歯の健康を考え予防を心がけるのであれば、ご自分でのお手入れとプロによるお手入れの両方を上手に組み合わせることが大切です。

自分では落としきれない歯の奥の方の汚れを取ってもらったり、お手入れの指導をしてもらったりして、いつまでも健康な歯を保ちましょう。

| | コメント (0)

フッ素について

「虫歯の予防にはフッ素を塗ると良い」とか「フッ素入り歯磨き粉を使って虫歯を予防しましょう」という言葉をよく耳にしますね。
フッ素って何なのか、どんな効果があるのか、あなたはご存じですか?

フッ素とは
フッ素は、地中や海水など自然界の物質や人間の体の中、魚介類・海草・お茶の葉など私たちが普段口にする食品にも含まれている栄養素の一つです。
フッ素は、虫歯予防に有効であり安全であるとしてWHO(世界保健機関)をはじめ世界各国の医学専門機関が認めています。

フッ素を使用するとどんな効果があるの?
①虫歯菌が出す酵素の働きを邪魔して酸を作りにくくさせる。
②ごく初期の虫歯の「再石灰化」(虫歯菌の作る酸で溶けた歯の表面に唾液中のカルシウムが付着して修復する)を促進する。
③フッ素が歯に取り込まれ、歯の表面にある「ハイドロキシアパタイト」という結晶を、虫歯が作る酸に溶けにくい「フルオロアパタイト」という安定した結晶に変えて、酸に強い丈夫な歯を作る。

フッ素の効果的な使用法
フッ素の利用法にはいろいろありますが、次のポイントに気をつけることで、より虫歯予防・初期虫歯の進行を食い止める効果を高めることができます。
①フッ素を使用する前にまずプラークコントロールを行い、プラーク(歯垢)をきれいに落とす。
②高濃度のフッ素を1回だけ塗るよりも、濃度が低くてもこまめに回数を多く塗ることや、すべての歯に塗ることができているかが大切なポイント。
③歯科でのフッ素塗布だけでなく、家庭でもフッ素入り歯磨き粉などを併用する。
④フッ素使用後は、30分間程度、飲食を控えること。

注意点
フッ素は歯の再石灰化を高めるので初期虫歯には有効ですが、穴が開いていたり、痛みが出てきている進行した虫歯では、フッ素を塗るだけでは治りません。フッ素は虫歯の予防と虫歯の進行を抑えることのみに有効なのです。
進行した虫歯がある場合はできるだけ早く歯科に行って治療しましょう。
尚、フッ素を大量に摂取すると中毒を起こすという副作用がありますが、通常の食生活や歯磨き粉などの使用では、フッ素の含有量は少ないので問題はなく、必要以上に神経質になることはありません。

フッ素の特性を理解して上手に利用して虫歯を防ぎましょう。

| | コメント (0)

«口臭について